顎関節症って生活習慣病?
日本人の2〜3割に異常があると言われます。
顎関節症の症状って?
- 朝起きたら口が開かなくなった。開けるとすご痛い。
- 口を開けたりすると「カクッ」や「ジャリジャリ」などと音が聞える。
- 顎が痛くて、口が開かない。噛みしめたり、食事をすると痛い、音が鳴る。
- 「こめかみ」や「耳の周」が痛い、肩こりも強い症状ある。
上記の症状が1つ以上あれば、顎関節症(がくかんせつしょう)の可能性があります。
また顎関節症の症状と似たものに、関節にできる顎関節腫瘍や、顎の怪我による打撲等から生じる外傷性顎関節炎があります。
顎関節症の原因は?
原因としては未だに根拠が証明されていませんが以下のような事が考えられています。
- 無意識な噛みしめ癖や歯ぎしり。
- 管楽器や特定のスポーツ、うつぶせ寝や頰づえなどによる下アゴの習慣性の後退。
- 噛み合わせが悪い部分があり、これを避けるよう「あご」の不自然な動きが無意識に習慣化する。
- 片側だけで噛むクセがある。
- リラックスした状態でも、常に上下の歯が噛み合っている状態
- 詰め物や被せ物による噛み合わせの変化
- 奥歯が抜けた状態や奥歯が著しい摩耗による、噛み合わせの変化
- 加齢や衰えからくる関節の自然退化。
顎関節症の治療法はあるの?
治療法は色々ありますが、未だに確立されていません。 原因が人によって異なり、多くの場合がはっきりしないためです。 故に原因除去療法は非常に難しい場合があります。
関節円板のズレ(雑音や音が鳴りだしてきたら)に至った場合の多くは、不可逆性になります。 手術を含めた治療を行っても元の形態に回復することはありません。
このため、治療は形態回復ではなく「機能回復と症状除去」が目指します。 自覚症状が軽度の場合は、見過ごされ悪化してから来院されるかとも多いのが現状です。
少しでも違和感を自覚された場合は、悪化する前に早めにご相談ください。 口が開かないなどの緊急症状にも対応しております。